コンセプトマップ:111項目すべてを整理し、優先順位を付ける

ティア

# コンセプト 一行での意味 モジュール ティア
1 Rate Limiting(レート制限) ユーザー/IP/キーごとに、一定時間内のリクエスト数に上限を設ける M05 今すぐ
2 キャッシュ 計算結果を保存し、同じ処理を繰り返さない M09 成長期
3 ロードバランシング トラフィックを複数のサーバーに分散する M09 スケール期
4 リバースプロキシ アプリの前段に置くサーバー(TLS、ルーティング、バッファリング) M09 成長期
5 API ゲートウェイ 認証、クォータ、多数のサービスへのルーティングを担う単一の入口 M09 スケール期
6 CI/CD すべての変更を自動でテストし、自動でデプロイする M11 今すぐ
7 Docker アプリと依存関係を再現可能なイメージにパッケージする M11 成長期
8 Kubernetes 多数のコンテナを多数のマシンにまたがってオーケストレーションする M11 スケール期
9 サービスディスカバリ サービス同士が互いのアドレスを動的に見つける M11 スケール期
10 サーキットブレーカー 障害中の依存先への呼び出しを一定時間止める M07 成長期
11 タイムアウト 何に対しても無限には待たない M07 今すぐ
12 リトライ 一時的な障害のときに再試行する M07 今すぐ
13 エクスポネンシャルバックオフ リトライのたびに待ち時間を延ばし、ジッターを加える M07 今すぐ
14 Idempotency(冪等性) 2回実行しても1回と同じ結果になる M04 今すぐ
15 メッセージキュー 耐久性のあるバッファを介してワーカーに処理を渡す M08 成長期
16 Pub/Sub 1つのイベントを、独立した多数のサブスクライバーが受け取る M08 成長期
17 イベント駆動アーキテクチャ サービスが「起きた事実」に反応して動く M08 スケール期
18 分散トランザクション 1つの論理的な変更を複数のシステムにまたがって行う M08 スケール期
19 Saga パターン 補償(取り消し)ステップを持つ多段階ワークフロー M08 成長期
20 デッドレターキュー 失敗し続けるメッセージを調査用に退避する M07 成長期
21 Cron ジョブ 定期実行される処理 M08 今すぐ
22 WebSocket 双方向の永続的な接続 M08 成長期
23 ロングポーリング データが届くまでリクエストを開いたまま保持する M08 スケール期
24 Server-Sent Events サーバーからの一方向プッシュストリーム(LLM のストリーミング) M08 成長期
25 データベースインデックス 検索を高速にするデータ構造 M03 今すぐ
26 クエリ最適化 EXPLAIN プランを読み、遅い SQL を直す M03 成長期
27 N+1 クエリ ループの中で1行ごとに1回クエリを発行する M03 今すぐ
28 コネクションプーリング DB 接続を毎回開かずに再利用する M03 今すぐ
29 リードレプリカ 読み取りを担当する DB のコピー M09 スケール期
30 シャーディング キーに基づいてデータを複数のデータベースに分割する M09 スケール期
31 パーティショニング 1つの大きなテーブルを複数に分割する(多くは時間単位) M09 成長期
32 レプリケーション 複数のノードにデータのコピーを保持する M10 成長期
33 リーダー選出 どのノードが主導権を持つかをノード間で合意する M10 スケール期
34 CAP 定理 ネットワーク分断時には、一貫性か可用性のどちらかを選ぶ M10 成長期
35 結果整合性 コピー同士は即座にではなく、いずれ一致する M10 成長期
36 楽観的ロック バージョン番号で競合する書き込みを検出する M03 今すぐ
37 悲観的ロック 変更する前に行をロックする M03 成長期
38 分散ロック 複数のマシン間で共有されるロック M10 スケール期
39 競合状態(Race Condition) 並行する処理のタイミングによって結果が変わる M10 今すぐ
40 デッドロック 2つの処理が互いを永遠に待ち続ける M10 成長期
41 メモリリーク 解放されないまま残るメモリ M10 成長期
42 ガベージコレクション ランタイムが不要なメモリを回収する仕組み(とその停止時間) M10 スケール期
43 スレッドセーフ 並行実行しても正しく動くコード M10 成長期
44 バックプレッシャー コンシューマーが追いつかないとき、プロデューサーを減速させる M07 成長期
45 オートスケーリング キャパシティを自動で増減する M09 スケール期
46 水平スケーリング マシンの台数を増やす M09 スケール期
47 垂直スケーリング より大きなマシンにする M09 成長期
48 CDN 静的コンテンツをユーザーの近くから配信する M09 今すぐ
49 エッジキャッシュ 動的なレスポンスを CDN でキャッシュする M09 成長期
50 キャッシュ無効化 キャッシュされたデータが古くなったことを把握する M09 成長期
51 フィーチャーフラグ デプロイせずにコードパスをオン/オフする M11 成長期
52 Blue-Green デプロイ 2つの環境を用意し、トラフィックを瞬時に切り替える M11 スケール期
53 カナリアリリース まず少数の % にだけリリースする M11 スケール期
54 ローリングデプロイ インスタンスを段階的に入れ替える M11 成長期
55 ロールバック 直近の正常なバージョンにすばやく戻す M11 今すぐ
56 ヘルスチェック 「正常です」と応答するエンドポイント M12 今すぐ
57 Liveness / Readiness Probe 「生きているか?」と「トラフィックを受けられるか?」の区別 M12 成長期
58 モニタリング 既知のシグナルを監視する M12 今すぐ
59 ロギング イベントの構造化された記録 M12 今すぐ
60 分散トレーシング 1つのリクエストを複数のサービスにまたがって追跡する M12 成長期
61 メトリクス 数値の時系列データ(レート、エラー、所要時間) M12 成長期
62 アラート ユーザーが困っているときに人を呼び出す M12 今すぐ
63 SLO 目標とする信頼性。例:リクエストの 99.9% が正常 M12 成長期
64 SLI SLO の裏付けとなる測定指標 M12 成長期
65 エラーバジェット 許容される信頼性の低下分。リリースのために使う M12 スケール期
66 オブザーバビリティ 稼働中のシステムに新しい問いを投げかけられること M12 成長期
67 シークレット管理 キーをコード、フロントエンド、ログに絶対に置かない M05 今すぐ
68 IAM 誰が/何が、どのリソースに、どの操作をしてよいか M05 今すぐ
69 OAuth 委任認可の標準規格 M05 今すぐ
70 JWT ローテーション 短命なトークンと、署名鍵の定期的な更新 M05 成長期
71 TLS 暗号化され、認証された接続 M02 今すぐ
72 保存データの暗号化 ディスクやバックアップ上のデータを暗号化する M05 今すぐ
73 通信の暗号化 通信経路上のデータを暗号化する(内部通信も含む) M02 今すぐ
74 WAF 悪意ある HTTP トラフィックをフィルタリングする M05 成長期
75 DDoS 対策 大量のトラフィックを吸収する M05 成長期
76 CORS どのオリジンが API を呼び出せるかを決めるブラウザのルール M05 今すぐ
77 CSRF ログイン中のブラウザをだまして操作を実行させる攻撃 M05 今すぐ
78 SQL インジェクション 入力が SQL として実行される M05 今すぐ
79 XSS 入力が他のユーザーのブラウザでスクリプトとして実行される M05 今すぐ
80 SSRF サーバーがだまされて内部 URL にアクセスさせられる M05 今すぐ
81 データベースマイグレーション バージョン管理され、スクリプト化されたスキーマ変更 M03 今すぐ
82 スキーマバージョニング 新旧のコードが同じスキーマ上で共存できる M03 成長期
83 ディザスタリカバリ リージョンやプロバイダーを失った場合の計画と RPO/RTO M13 成長期
84 バックアップ 復元できることを実証済みのコピー M13 今すぐ
85 フェイルオーバー スタンバイへ自動で切り替える M13 スケール期
86 マルチリージョンデプロイ 地理的に離れた複数のリージョンで稼働させる M13 スケール期
87 カオスエンジニアリング 学ぶために意図的に障害を注入する M13 スケール期
88 コスト最適化 支出を価値に見合わせ、支出上限を設ける M09 今すぐ
89 コールドスタート サーバーレス関数が起動するときの遅延 M09 成長期
90 サーバーレスの制限 タイムアウト、メモリ、ペイロード、同時実行数の上限 M09 今すぐ
91 レイテンシ 1リクエストにかかる時間 M02 今すぐ
92 スループット システムが処理できる1秒あたりのリクエスト数 M02 成長期
93 P99 レイテンシ 最も遅い 1% のリクエスト M02 成長期
94 テールレイテンシ 遅い裾野がユーザー体験を左右する理由 M02 成長期
95 ネットワーク分断 システムの一部同士が通信できなくなる M10 スケール期
96 クロックスキュー マシン間で時刻がずれる M10 スケール期
97 DNS 名前からアドレスへの変換。TTL と伝播 M02 今すぐ
98 TCP と UDP 信頼性があり順序が保証されるストリームか、高速なデータグラムか M02 スケール期
99 HTTP/2 と HTTP/3 多重化。UDP 上の QUIC M02 スケール期
100 gRPC HTTP/2 上の型付きバイナリ RPC M04 スケール期
101 Webhook サーバー間のコールバック。署名を検証する M08 今すぐ
102 API バージョニング クライアントを壊さずに API を変更する M04 成長期
103 セマンティックバージョニング MAJOR.MINOR.PATCH の意味 M04 成長期
104 Infrastructure as Code インフラをバージョン管理されたファイルで定義する M11 成長期
105 Terraform 最も一般的な IaC ツール(フォークとして OpenTofu) M11 スケール期
106 Helm チャート パッケージ化された Kubernetes アプリ M11 スケール期
107 ビルドキャッシュ ビルド成果物を再利用して CI を高速化する M11 スケール期
108 依存関係地獄 衝突する、脆弱な、または AI が捏造したパッケージ M11 今すぐ
109 本番インシデント まさに今、ユーザーにとって何かが壊れている M13 今すぐ
110 オンコール 誰が、どれだけ早く、どの Runbook で対応するか M13 成長期
111 ポストモーテム インシデント後の、非難を伴わない振り返り M13 成長期

ティア別の件数

ポスターに載っていないもの(本スクールで扱います)

コンセプト モジュール ティア
Row-Level Security/テナント分離 M05 今すぐ
ソフトウェアサプライチェーン(SBOM、バージョン固定、SLSA、slopsquatting) M11 今すぐ
プロンプトインジェクションとエージェントのゴールハイジャック M06 今すぐ
最小権限のエージェンシーと、不可逆な操作への人間による承認 M06 今すぐ
LLM のコスト管理と支出上限 M06, M09 今すぐ
監査証跡 M14 今すぐ
データ保護法(PDPA、GDPR) M14 今すぐ
テストピラミッドと Eval M01, M06 今すぐ
例外的な状況の不適切な処理(OWASP A10:2025) M07 今すぐ
AI ガバナンス(IMDA MGF for Agentic AI、EU AI Act) M14 成長期
アクセシビリティ(WCAG) M01 成長期
マルチテナンシー設計 M03 成長期